結論:PENTAX WG-90 と RICOH WG-80 はどちらを買うべきか
PENTAX WG-90 との差分はボディに入るブランドロゴと選べるカラーだけで、センサー・レンズ・防水性能・撮影機能に相違はない。それでも直販価格には12,000円の差がある。
PENTAX の名とブルーに12,000円を払う理由がないなら、答えは決まっている。
RICOH WG-80 を買うべきと言い切れる理由
_kataochi「違いが少ない」という話ではない。
公開されているスペック表を項目単位で突き合わせると、撮像素子から質量にいたるまで値が一致する。差があるのはロゴ・カラー・発売日・直販価格の4点だけである。つまり WG-90 を選んで得られる撮影性能上の見返りは、スペックシート上ではゼロということになる。
タフネスコンパクトは、性能を競う製品ではなく「壊れない条件を満たすかどうか」で選ぶ製品である。満たす条件が同一なら、安い側を選ぶのが合理的な判断になる。
12,000円は防水ケースや予備バッテリー、SDカードに回せる金額である。
PENTAX WG-90 を選ぶ判断が成立する条件
ただし WG-90 が不合理だという意味ではない。
第一に、WG-80 の新品在庫が確保できない場合。第二に、ブルーのボディを求める場合。第三に、現行モデルであることそのもの、つまり供給とサポートの継続性に価値を置く場合である。とくに三つ目は、業務で長く使う道具として見るなら軽視できない。
この記事が扱わない情報
判断を誤らせないため、扱わない範囲を先に宣言しておく。
中古個体の相場と今後の値動きについては、変動する要素であるため金額を示さない。また公式資料で確定できない仕様については、後述する専用の見出しにまとめ、本文中では判断材料として使わない。
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PENTAX WG-90 と RICOH WG-80 の違いは何か


両機の差分は、確認できる範囲で次の3点に限られる。順に見ていく。
違い1:ブランドロゴが RICOH か PENTAX か
写真としての出力にも、操作にも、耐久性にも影響しない。ただし所有物として毎日手に取るものであり、ロゴの好みが購入動機になること自体は否定されるものではない。この記事が問うのは「その好みに12,000円の価値があるか」である。
違い2:選べるカラーがオレンジかブルーか
ブラックは両機に存在するため、実質的な選択肢の違いは「オレンジか、ブルーか」の一点に絞られる。
このカラー差は、用途によっては実利を持つ。水中や現場、山林など、機材を置き忘れやすい環境では視認性の高いボディ色が紛失防止に働く。ブラック以外を選ぶ前提なら、オレンジとブルーのどちらが自分の使用環境で見つけやすいかは、検討に値する材料である。
違い3:発売時期と直販価格
WG-80 は2022年6月10日の発売。WG-90 は2023年11月15日に発表され、2023年12月8日に発売された。
直販価格(税込)は WG-80 が42,800円、WG-90 が54,800円である。いずれもオープン価格であり、この金額は JSON に記載された時点の直販価格を指す。現在の販売価格を示すものではない。
撮影性能に関わる差分は存在しない
上記3点以外に、公開スペック上の相違は見当たらない。撮像素子、レンズ、防水・耐衝撃性能、撮影モード、バッテリー、サイズ、質量まで一致する。
差分が少ない製品を比較するとき、無理に優劣をつけようとすると事実から離れる。ここでは逆に、同一であることを可視化する方向で表を組む。
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PENTAX WG-90 と RICOH WG-80 のスペック比較表
比較表を「異なる項目」と「共通する項目」の2つに分ける。前者が4行しかないこと、後者が20行に及ぶことが、この2機種の関係をそのまま表している。
異なる項目の比較表
| 項目 | RICOH WG-80 | PENTAX WG-90 |
|---|---|---|
| ブランドロゴ | RICOH | PENTAX |
| カラー | ブラック / オレンジ | ブラック / ブルー |
| 発売日 | 2022年6月10日 | 2023年11月15日発表・2023年12月8日発売 |
| 価格(記載時点の直販価格・税込) | オープン価格(直販税込42,800円) | オープン価格(直販税込54,800円) |
共通する項目の比較表
| 項目 | RICOH WG-80 / PENTAX WG-90 共通 |
|---|---|
| 撮像素子 | 1/2.3型 裏面照射型CMOS |
| 有効画素数 | 有効1600万画素(4608×3456) |
| ISO感度 | 125-6400 |
| レンズ | 5-25mm(35mm判換算28-140mm相当)F3.5-5.5 |
| レンズ構成 | 9群11枚(非球面5枚) |
| 光学ズーム | 光学5倍 |
| 最短撮影距離 | 1cm |
| モニター | 2.7型 約23万ドット ARコート |
| シャッター速度 | 1/4000-1/4秒 |
| 動画 | フルHD 1920×1080 30p |
| スローモーション | HD 1280×720 120fps |
| 手ブレ補正 | 電子式 |
| LED補助光 | レンズ周囲に近距離用LED補助光6灯(明るさ5段階調整) |
| タフネス性能 | 14m防水(IPX8) / 1.6m耐落下衝撃 / 防塵(IP6X) / -10℃耐寒 / 100kgf耐荷重 |
| バッテリー | D-LI92 |
| 撮影可能枚数 | 静止画約300枚 |
| サイズ | 122.5×61.5×29.5mm |
| 質量 | 173g(本体)/ 194g(総重量) |
| 記録メディア | SDXCカード |
| インターフェース | USB2.0 microB / HDMI タイプD |
| 主な撮影モード | デジタル顕微鏡、水中モード(マーメード)、CALSモード、顔検出、手持ち夜景 |
2つの表から読み取るべきこと
差分表4行のうち、撮影結果に影響する行は1つもない。一方、共通表の20行はすべて撮影結果と使用条件に直結する。
この構造が意味するのは、「どちらが良いカメラか」という問いが成立しないということである。成立するのは「同じカメラをいくらで買うか」という問いだけになる。比較検討の軸を、性能から価格と在庫へ切り替える必要がある。
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PENTAX WG-90 と RICOH WG-80 のスペックは実用上どういう意味を持つか
両機のスペックは同一なので、以下はどちらを選んでも同じである。数値そのものより、それが撮影現場でどう効くかを押さえておきたい。
1/2.3型 裏面照射型CMOS と 有効1600万画素の意味
1/2.3型はコンパクト機で広く使われる小型センサーの規格である。センサーが小さいほど1画素あたりが受け取れる光の量は少なくなり、暗所での画質は不利になる。裏面照射型は受光効率を高める構造であり、この不利をある程度補う設計にあたる。
有効1600万画素、4608×3456の記録サイズは、A4程度までのプリントやウェブ用途、報告書への貼り込みには十分な解像度である。画素数を増やすより、防水筐体に収まるサイズで安定して撮れることを優先した構成と読める。
ISO125-6400 という感度域の使い方
下限125、上限6400。小型センサー機では、高感度側に振るほどノイズの影響が出やすくなる。実用の目安としては、屋外の日中や水中の浅場であれば低感度で十分に足りる。問題になるのは室内・夕方・水深のある場所で、ここは感度を上げるか、後述するLED補助光や手持ち夜景モードで対応する領域になる。
28-140mm相当 F3.5-5.5 が守る範囲
35mm判換算で28mmから140mm、光学5倍のズーム域を持つ。28mmは狭い場所での記録や、水中で被写体に寄りながら全体を入れる場面で効く。140mm側は、近づけない対象を引き寄せる用途にあたる。
開放F値は広角端でF3.5、望遠端でF5.5。望遠側ほど暗くなるため、ズームするほど感度を上げるかシャッター速度を落とす必要が生じる。暗所で望遠を多用する使い方は、この機種の得意分野ではない。
電子式手ブレ補正で気をつけること
手ブレ補正は電子式である。レンズやセンサーを物理的に動かす方式ではないため、効果の出方には条件がある。とくに暗所での望遠撮影のように、シャッター速度が下がりやすい条件では過信しない運用が要る。
対処は単純で、可能なら広角側で撮る、被写体に寄る、LED補助光を使う、体や機材を固定する。防水機なので、岩や手すりに直接押しつけて固定できるのはこの種の製品の利点である。
2.7型 約23万ドット モニターと ARコート
背面モニターは2.7型、約23万ドット。ARコート(反射防止コーティング)が施される。屋外の直射日光下や水面反射のある環境では、モニターの見えにくさがそのまま撮影の失敗につながる。ARコートはこの反射を抑えるための処理であり、屋外前提の製品としては要点になる仕様である。
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PENTAX WG-90 と RICOH WG-80 のタフネス性能はどこまで使えるか


この2機種を選ぶ最大の理由が耐環境性能である。ここも両機で完全に共通する。
14m防水(IPX8) が意味する使用範囲
IPX8は継続的な水没に耐える等級を指す。加えて14mという具体的な数値が示されている点が重要で、これはシュノーケリングはもとより、一定の水深を伴うレジャーダイビングの領域までを想定できる数字である。
ただし防水性能は「新品時の、正しく閉じられた状態」を前提とする。バッテリー室やカード室のカバーがきちんとロックされているか、パッキンに砂や髪の毛を噛んでいないかは、水に入れる前の確認事項になる。
1.6m耐落下衝撃と100kgf耐荷重
1.6mは、立った状態の手の高さからコンクリートに落とす程度を想定した数値にあたる。現場での取り回しや、子供に持たせる使い方で効いてくる。
100kgfの耐荷重は、上から踏まれる・機材の下敷きになるといった圧力への耐性を示す。カメラを落とすのではなく、カメラの上に何かが乗る事故は現場では珍しくない。この2つが揃っていることが、タフネス機を業務に配備する根拠になる。
防塵(IP6X)と-10℃耐寒
IP6Xは粉塵の侵入を防ぐ等級で、砂浜、工事現場、農業、林業といった粉塵環境での使用を想定できる。-10℃耐寒は冬季の屋外、雪山、寒冷地の現場作業に対応する仕様である。
寒冷下ではバッテリーの持ちが落ちやすいため、耐寒仕様であることと、撮影枚数が確保できることは別問題として考えたい。予備バッテリーの携行は前提にしておくのが安全である。
防水性能を維持するための運用
タフネス機で最も多い失敗は、性能の限界を超えることではなく、日常の手入れを怠ることによる。海水や砂の付いた状態で放置しない、使用後は真水で洗う、カバーの開閉は乾いた手で行う。この3点を守るかどうかで、防水性能を維持できる期間は変わる。
パッキンは消耗部品である。長期間使う前提であれば、点検や交換をメーカーに相談できる体制があるかどうかも、購入判断に含めておきたい。
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PENTAX WG-90 と RICOH WG-80 の撮影モードの使いどころ
搭載モードも両機で共通する。デジタル顕微鏡、水中モード(マーメード)、CALSモード、顔検出、手持ち夜景。この構成が、このシリーズの性格を端的に示している。
デジタル顕微鏡モードとLED補助光6灯
最短撮影距離1cmという接写性能と、レンズ周囲に配置された近距離用LED補助光6灯(明るさ5段階調整)を組み合わせるモードである。
被写体に1cmまで寄ると、カメラ自身の影が被写体にかかる。レンズを取り囲む位置に光源を置く構成は、この影を消すための解決策にあたる。明るさが5段階で調整できるため、白く飛ばさずに質感を残す方向の調整も可能である。植物、昆虫、素材の表面、電子部品、傷や劣化の記録といった用途に直結する。
水中モード(マーメード)
水中では赤い波長から失われていくため、補正なしで撮ると青や緑に偏る。水中モードはこの色被りに対応するための設定である。14m防水と組み合わせることで、追加の機材なしに水中撮影へ入れるのがこの製品の設計思想と言える。
CALSモードという業務向けの一手
CALSモードは、公共工事の電子納品で求められる画像仕様に合わせて記録するための機能である。一般ユーザーにはなじみが薄いが、この1機能があるかどうかで業務での採用可否が決まる現場が存在する。
工事写真の記録用途で検討しているなら、この機能の有無が決定的な選定理由になる。そしてこの機能は WG-80 と WG-90 の双方に搭載されている。つまり業務配備の観点では、価格の安い側を選ばない理由がない。
顔検出と手持ち夜景
顔検出は家族やレジャーでの撮影を、手持ち夜景は三脚を使わない暗所撮影を想定した機能である。業務機の性格が強いシリーズだが、レジャー用途を切り捨てていないことがこの2つのモードに表れている。
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PENTAX WG-90 と RICOH WG-80 の価格差12,000円は何に対する対価か
ここが購入判断の中心になる。
価格差の内訳を分解する
リコーイメージング直販価格(税込)同士で比較すると、価格差は12,000円、率にして約28%である。繰り返すが、これは記載時点の直販価格に基づく比較であり、現在の販売価格ではない。価格は変動する。
比較表が示したとおり、画質にも耐環境性能にも撮影機能にも差はない。したがって12,000円が買っているものは、次の3つに限られる。ボディに入る「PENTAX」のロゴ。ブルーというカラーの選択肢。そして現行モデルであること。
「現行モデルであること」に値段をつける
3つのうち、唯一実利があるのが現行モデルという地位である。流通が続いていれば入手性が保たれ、初期不良時の交換もしやすい。長期的な保守の見通しも立てやすい。
ただしこれは「今すぐ1台使いたい」目的においては、12,000円を先払いする理由にはなりにくい。新品として売られている以上、保証は WG-80 にも付く。現行モデルであることの価値は、将来の不確実性に対する保険料として理解するのが妥当である。
1台買いと複数台配備で判断は変わる
個人が1台買う場合、12,000円は周辺機材へ回すほうが得られるものが大きい。予備バッテリー、大容量のSDカード、ストラップ、洗浄用の道具。同一の中身であれば、装備を厚くした側が現場では強い。
一方、業務で複数台を配備する場合は判断が変わる。台数分の価格差は大きいが、同時に「同一機種を後から買い足せるか」という調達の継続性が問題になる。旧型は在庫が尽きれば買い足せない。台数を揃える運用では、単価より供給の安定を取る判断も成立する。
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RICOH WG-80 は生産終了したのか|PENTAX WG-90 への移行と在庫状況


「生産終了」「在庫」で検索している読者向けに、現時点で確認できる事実だけを整理する。
現時点で確認できる流通状況
PENTAX WG-90 は現行モデルとして販売されている。RICOH WG-80 については、2026年8月時点で新品の流通が確認できる。
つまり WG-80 は、後継となる型番が出たあとも新品が残っている「まだ買える旧型」の位置にある。この記事の結論が成立するのは、この条件が満たされている間だけである。
この状態は恒久的ではない
流通在庫が尽きた時点で、新品の選択肢は WG-90 のみになる。旧型の在庫は、補充されることなく減っていく一方である。
したがって WG-80 を狙う場合、検討にかけられる時間そのものが有限だという前提を持っておきたい。「もう少し安くなってから」という判断は、在庫が消える方向のリスクと引き換えになる。
中古を検討する場合に見るべき点
中古相場と今後の値動きについては、変動する要素であるため本記事では金額を示さない。金額以外で確認すべき点を挙げる。
防水機の中古は、外観よりカバーとパッキンの状態が重要である。水没歴の有無、カバーのロック機構が確実に噛むか、パッキンに変形や欠けがないか。加えてバッテリーは消耗品であり、D-LI92 が別途入手できるかも確認しておきたい。判断材料とすべきは、新品在庫が今あるかどうかが第一である。
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PENTAX WG-90 と RICOH WG-80 のバッテリーと記録メディアの運用
購入後に効いてくる部分をまとめる。ここも両機で共通である。
D-LI92 と 静止画約300枚をどう見るか
バッテリーは D-LI92、撮影可能枚数は静止画約300枚とされる。この数値はあくまで規定条件下の目安であり、寒冷地での使用、LED補助光の多用、動画撮影、モニターの点灯時間が長い使い方では、目安どおりにはいかないと考えておくのが実務的である。
1日の現場作業やレジャーで撮り切る前提なら、予備を1本持つだけで運用の安定感は大きく変わる。前述の価格差12,000円は、この予備バッテリーを含む装備一式に十分回せる金額である。
SDXCカードと USB2.0 microB / HDMI タイプD
記録メディアは SDXCカードに対応する。インターフェースは USB2.0 microB と HDMI タイプD。
USB2.0 は現在の高速規格と比べれば転送に時間がかかる。大量の写真を毎日取り込む運用であれば、本体接続ではなくカードリーダーを使うほうが作業時間を短縮できる。HDMIタイプD(マイクロHDMI)は、現場での確認や打ち合わせでモニターに映す用途に使える。ケーブルは端子形状を確認して用意したい。
業務配備なら消耗品の計画まで含めて考える
複数台を配備する場合、本体価格だけでなく、バッテリー、カード、ケーブルを台数分揃える必要がある。同一機種で揃えれば消耗品を共通化でき、現場での融通も利く。WG-80 と WG-90 はバッテリーも記録メディアもインターフェースも共通であるため、混在させても消耗品の共通化は保たれる。これは在庫が尽きかけている場面では実用的な利点になる。
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PENTAX WG-90 と RICOH WG-80 を用途別に選ぶ判断フレームワーク
スペックが同一である以上、選定はすべて「価格・在庫・色・ブランド」の4軸に還元される。用途別に整理する。
水中・マリンレジャーで使う場合
14m防水と水中モードが要件を満たすかどうかがまず基準になる。満たすなら、次に見るのは色である。水中や船上で見失いにくい色を優先するなら、オレンジの WG-80 かブルーの WG-90 か、使用する海域の環境で選ぶ。ブラックを選ぶなら安い WG-80 でよい。
工事・現場記録で使う場合
CALSモード、防塵、耐落下衝撃、耐荷重という要件は両機とも同一に満たす。ここでは価格と調達の継続性が判断軸になる。単発の導入なら WG-80、継続的に買い足す前提なら WG-90 という整理が成り立つ。
登山・アウトドアで使う場合
173g(総重量194g)という軽さと、-10℃耐寒が効く領域である。装備の総重量を削りたい用途において、この質量は無視できない利点になる。性能差がない以上、浮いた12,000円を防寒対策や予備バッテリーに回すほうが、山では確実に効く。
子供と使う・家族用として使う場合
1.6m耐落下衝撃と100kgf耐荷重は、子供に持たせる前提では中心的な要件になる。顔検出、デジタル顕微鏡モードは家族での使い方に合う。ここでも性能差はないため、安い WG-80 を選び、差額をSDカードや予備電源に充てるのが合理的である。
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PENTAX WG-90 と RICOH WG-80 で公式に確認できない項目
断定を避けるべき項目を明示しておく。以下は公開情報から確定できないため、本記事では判断材料に含めていない。
LED補助光の最大輝度
WG-90 で変更されたかどうかについて、公式に変更の告知はない。灯数がレンズ周囲に6灯であること、明るさが5段階で調整できることは、両機で共通して公開されている仕様である。
ローパスフィルターの有無
公開情報から確定できないため扱わない。この項目を根拠に両機の描写差を語ることはできない。
AF方式の詳細
公式に明記がないため扱わない。撮影モードとして顔検出が搭載されていることは公開情報だが、測距方式そのものについては確定した情報がない。
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PENTAX WG-90 と RICOH WG-80 のよくある質問(FAQ)
WG-90 と WG-80 で写りは変わるか
公開されているスペック上、撮像素子・有効画素数・レンズ・レンズ構成・ISO感度はすべて同一である。したがってスペックを根拠に写りの差を主張することはできない。
WG-80 は今から買っても大丈夫か
2026年8月時点で新品の流通が確認できる。バッテリー D-LI92、SDXCカード、USB2.0 microB、HDMIタイプDという構成も WG-90 と共通であり、消耗品や周辺機器の面で孤立しない。
WG-90 は WG-80 の後継機にあたるのか
WG-80 が2022年6月10日発売、WG-90 が2023年12月8日発売という時系列にある。ただし公開スペック上、両機の仕様値は一致しており、性能面での世代交代を示す変更点は確認できない。
業務用として選ぶならどちらか
CALSモード、防塵(IP6X)、1.6m耐落下衝撃、100kgf耐荷重はいずれも両機共通である。要件を満たす度合いが同じであるため、単価で選ぶなら WG-80、継続的な買い足しを前提とするなら現行の WG-90 となる。
ブラックを選ぶならどちらを買うべきか
ブラックは両機に用意されている。同じ色で同じ中身であるため、この場合は価格差12,000円がそのまま判断材料になる。新品在庫があるなら WG-80 を選ばない理由が見当たらない。
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PENTAX WG-90 と RICOH WG-80、結局どちらを買うべきか


RICOH WG-80 を選ぶべき人
道具として性能だけを見る人。現場、水中、工事記録で使い、ロゴにもカラーにもこだわらない人。オレンジのボディを選びたい人。新品在庫が確保できるなら、12,000円を節約して失うものはスペック上ゼロである。浮いた金額を予備バッテリーとカードに回したほうが、現場での稼働率は上がる。


PENTAX WG-90 を選ぶべき人
PENTAX ブランドを所有することに価値を見出す人。ブルーのボディが欲しい人。WG-80 の新品在庫を確保できなかった人。そして複数台を継続的に買い足す前提で、調達の安定性に12,000円を払う判断をする人。


判断の順序をひとつに絞るなら
見るべき順序は単純である。第一に WG-80 の新品在庫があるか。第二にブルーかオレンジか、色に譲れない条件があるか。第三に買い足しの予定があるか。この3つを順に当てれば結論は自動的に決まる。
スペックが同一である以上、迷うべきは性能ではない。WG-80 の新品在庫があるうちは、WG-80 を底値でハントするのが合理的である。
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最新の現行機は「所有」するな。プロ用レンタルで検証せよ。
数十万円の最新カメラや特殊レンズを、年に数回のイベントのために定価で買うのは資金の無駄だ。
防湿庫の肥やしになる前に、最短「1泊2日」から借りられるプロフェッショナル機材で、必要な時だけ最新テクノロジーをハントせよ。









